Big Walkは、発売前から「Steam Deck Verified(検証済み)」のバッジを取得しています。
ただし、初期設定のままでは、エリアによってフレームレートが落ちてしまう場面もあるため、快適に遊ぶには設定の調整が必要です。
今回は、Steam DeckでBig Walkを快適に遊ぶための設定についてまとめました。
「Verified」バッジは目安の一つ
Big Walkは、正式リリース前の段階でSteam Deck Verifiedバッジを取得しています。
ただし、Verifiedバッジは「入力方式やUIフォーマットが適切であること」を示すものであり、必ずしも「快適な動作」を保証するものではありません。
レビューサイトの検証でも、「バッジが誤解を招く可能性がある一つの例」と評されており、デフォルト設定のままでは重い場面もあることが報告されています。
デフォルト設定での挙動
初期設定では、Big Walkは高品質(High)設定、解像度スケーリング100%で動作します。
- 見た目は綺麗だが、影の多い森林エリアを歩いていると、フレームレートが30FPSを下回ることがある
- 立ち止まっているときは比較的安定しているが、移動中や仲間が増えるほど、フレームレートの低下が気になりやすい
おすすめの調整方法
レビューサイトの検証によると、次のような調整が有効とされています。
- 描画解像度(レンダースケール)を70%まで下げる:より安定した30FPSを実現できる
- 80%程度に設定する:ぼやけた見た目が気になる場合の妥協案(ただし、フレームレートの低下やスタッタリングが完全には解消されない)
Quality設定をHighのままにして、レンダー解像度だけを下げるアプローチが、画質と快適さのバランスを取りやすいとされています。
公式が推奨する調整の手順
House House自身は、特定のプリセットやFPSターゲットを公式には案内していません。
代わりに、次のような手順で自分の環境に合わせて調整することが推奨されています。
- レンダースケールを下げる
- 品質(クオリティ)設定を下げる
- レンダースケールを少しずつ元に戻し、快適に感じるバランスを探す
サードパーティの数値をそのまま鵜呑みにするのではなく、実際に自分の環境でテストしながら調整するのが確実です。
Steam Deck版特有の注意点
Big Walkは協力プレイが前提のゲームであり、通常の2Dインディーゲームと比べて負荷が高くなりやすい要素があります。
- 最大12人までの協力プレイと、近接ボイスチャットの処理
- 広大なオープンワールドの描画
こうした要素が組み合わさるため、携帯機での快適な動作には、通常のシングルプレイゲーム以上に設定の最適化が重要になります。
Steam DeckのTDP(消費電力)調整も検討する
バッテリー持続時間を重視する場合、TDP(消費電力上限)を調整する方法もあります。
House House自身の公式ガイドラインはありませんが、同じジャンルの他のインディータイトルの傾向から、次のような一般的な調整の考え方が参考になります。
- デフォルトのTDP設定は、フレームレートを優先する代わりに消費電力が高くなりやすい
- TDPを下げると、フレームレートは犠牲になるが、バッテリー持続時間は伸びる
長時間のセッションを予定している場合は、フレームレートとバッテリー持続時間のどちらを優先するか、事前に決めておくとよいでしょう。
PC版のシステム要件(参考)
Steam Deck向けの公式な推奨設定はありませんが、Windows版の最小システム要件は次のように公開されています。
- OS:64bit Windows 10以降
- メモリ:12GB
- プロセッサ:Intel Core i7-7700K、またはAMD Ryzen 5 1600X以上
- グラフィック:GTX 750 Ti(2GB)、Radeon R7 370(2GB)、またはIntel Arc A380(6GB)以上
Mac版は、Apple Siliconに対応しており、最小要件はM1、推奨要件はM3とされています。
トラブルシューティングの基本方針
パフォーマンスに問題を感じた場合は、次の切り分けを行うのがおすすめです。
- グラフィック設定由来の問題か、ネットワーク・ボイスチャットの遅延由来の問題かを区別する
- グラフィック設定を下げる前に、まずネットワーク環境やホストの性能を確認する
- アップデート後は、設定が意図せずリセットされていないか確認する
まとめ
- Big WalkはSteam Deck Verifiedバッジを取得しているが、快適な動作には設定調整が必要
- デフォルト設定(High品質・解像度100%)では、森林エリアなどでフレームレートが30FPSを下回ることがある
- レンダースケールを70〜80%程度まで下げると、より安定した動作が期待できる
- 公式が推奨する調整手順は「レンダースケールを下げる→品質を下げる→少しずつ戻す」
- 最大12人までの協力プレイとボイスチャット処理が、携帯機での負荷を高める要因になっている
- バッテリー持続時間を重視する場合は、TDP設定の調整も検討する
- パフォーマンス問題は、グラフィック起因かネットワーク起因かを切り分けて対処する
Steam DeckでBig Walkを遊ぶ場合は、デフォルト設定のまま長時間プレイするより、事前に少し設定を調整しておくと快適さが大きく変わります。
自分の環境に合わせて、レンダースケールを少しずつ調整しながら、最適な設定を見つけてみてください。