数十時間かけて育てた工場が、ある日突然セーブデータごと消えてしまう――このゲームに限らず、こればかりは経験したくないトラブルです。私自身は幸い致命的なロストは経験していませんが、Steamコミュニティでは実際にセーブ関連のトラブル報告が上がっており、開発元も対応に追われていた時期がありました。今回は、実際に確認できた情報をもとに、セーブデータの保存場所と、トラブル時の対処法をまとめます。
セーブデータの保存場所
Ore Factory Squadのセーブデータは、Windows環境では次のフォルダに保存されています。
1 2 | ...\AppData\LocalLow\threeW\Ore Factory Squad\Saves |
まず最初にやっておきたいのが、このフォルダをまるごとコピーして、別の場所にバックアップを取っておくことです。何か大きな変更(工場の大規模な作り直しなど)を試す前に、このフォルダをコピーしておけば、うまくいかなかったときにバックアップへ差し替えるだけで元の状態に戻せます。
Steam Cloudの同期トラブルに一時的な問題があった
発売から間もない時期、Steamコミュニティの公式アナウンスで、Steam Cloudのセーブ競合に関する問題が報告されていました。これは、クラウド上の破損したセーブに巻き戻されることで進行状況を失ってしまったり、同期の不具合によってセーブファイルが正しく読み込めなくなったりする不具合で、開発元はこの問題への対応として、修正が完了するまでの間、一時的にSteam Cloudのサポートを無効化する対応を取っていました。Steam Cloudが再度有効になれば、セーブは通常通り継続される、とアナウンスされています。
もし現在プレイしていて同様の症状(セーブが巻き戻る、読み込めない)に遭遇した場合は、まずゲームを最新バージョンに更新した上で、Steamコミュニティの公式アナウンスやニュース欄を確認し、同様の不具合が現在も報告されていないかをチェックするのがおすすめです。
セーブが読み込めないときにまず試すこと
セーブデータ関連のトラブルに遭遇したときは、次の順番で対処するのが定石です。
- ゲームのファイル整合性を確認する:Steamのライブラリでゲームを右クリックし、「プロパティ」→「インストールされたファイル」→「ゲームファイルの整合性を確認」を実行する。ダウンロードが不完全だったファイルが原因になっていることがある
- ゲームを最新バージョンに更新する:「プロパティ」→「アップデート」で、常に最新の状態を保つ設定になっているか確認し、再度整合性チェックを行う
- Steam Cloudの同期状況を確認する:同期トラブルが疑われる場合は、一時的にSteam Cloudを無効化してから再度ゲームを起動し、ローカルのセーブが正しく読み込めるか確認する
これらは、セーブデータそのものの破損だけでなく、起動不能やクラッシュ全般のトラブルシューティングとしても有効です。
複数のセーブスロットを扱うときの注意点
このゲームでは、現在のセーブデータを別のスロットに複製しようとしても、単純にコピーしただけではうまく反映されず、新しいスロットで開始するとチュートリアルの最初からになってしまう、という報告があります。工場のレイアウトを大きく変更する実験をしたい場合は、スロット機能に頼るより、前述の保存フォルダそのものを手動でバックアップしておくほうが確実です。
- 実験前に、セーブフォルダ全体をデスクトップなどにコピーしておく
- 実験がうまくいかなかった場合は、コピーしておいたフォルダの中身で元のセーブファイルを上書きする
- Steam Cloudを有効にしたままだと、最新のクラウド版のセーブで上書きされてしまうことがあるため、大きな実験をする際は一時的にクラウド同期をオフにしておくと安全
セーブが「破損」と表示されたときの最終手段
万が一「セーブデータが破損しています」といった趣旨のメッセージが表示され、上記の対処でも改善しない場合は、次の対応が最終手段になります。
- 破損したセーブファイルを削除する(ただし、この操作を行うと、そのセーブの進行状況は失われる)
- Steam Cloudの同期を一時的に無効化してから、ローカルに残っているバックアップを保存先フォルダに戻す
破損したファイルを削除する前に、念のためそのファイルもどこか別の場所に退避させておくと、あとで復旧の手がかりが必要になった際に安心です。
日頃からできる予防策
私が実際に意識しているのは、次のような日頃の予防策です。
- 大きな工場改修やプロパティの手放しなど、後戻りしにくい操作の前には、セーブフォルダを手動でバックアップしておく
- ゲームを定期的に最新バージョンへアップデートし、修正済みの不具合に巻き込まれないようにする
- Steamコミュニティの公式アナウンスに、セーブ関連の注意喚起が出ていないか、たまに確認する
これだけでも、万が一のトラブルに遭遇したときの被害をかなり小さくできます。
まとめ
- セーブデータは
AppData\LocalLow\threeW\Ore Factory Squad\Savesフォルダに保存されている - 発売初期にはSteam Cloudの同期トラブルが報告され、開発元が一時的にクラウド機能を無効化して対応した経緯がある
- 読み込めないときは、ファイル整合性の確認→ゲームの更新→Steam Cloud同期の確認、の順で対処する
- セーブスロットの複製は不安定なことがあるため、大きな実験の前は保存フォルダそのものを手動でバックアップするのが確実
- 破損メッセージが出た場合は、まず該当ファイルを退避させてから削除・復旧を試す
- 大きな変更をする前のバックアップと、こまめなアップデートが最大の予防策
セーブデータのトラブルは、起きてしまうと精神的なダメージも大きいものです。「壊れてから直す」より「壊れる前に備える」意識で、大きな操作の前にはひと手間かけてバックアップを取っておくことを強くおすすめします。
