コンベアで基本のラインを組み終えたあと、次に悩んだのが「ひとつの採掘拠点や機械から出てくる資材を、複数の行き先に振り分けたい」という場面でした。ここで頼りになるのがスプリッターです。今回は、スプリッターの基本的な使い方と、アップデートで追加されたスマートフィルター機能について、実際に使ってみて分かったことをまとめます。
スプリッターを使うべき場面、使わなくてよい場面
スプリッターは、1本の入力ラインを複数の出力ラインに分配するための設備です。私が実際に使う場面として多いのは、次のようなケースです。
- ひとつの採掘拠点、あるいはひとつのクラッシャーの出力を、複数の下流の機械に分けて供給したい
- ストックセル用の在庫を大量生産している資源から、契約用に少量だけ横取りしたい
逆に、まったく別の採掘拠点で採れた異なる資源を、無理に1本のスプリッターにまとめて処理させようとするのはおすすめしません。私も一度試してみたのですが、性質の違う資材を無理やり一本化すると、そこがそのままボトルネックになってしまいました。別々の資源を扱うなら、最初から別々のラインとして組んだほうが、結果的にトラブルが少なくて済みます。
スマートフィルターで「何を」「どこへ」を明確にする
アップデートで、スプリッターとドロップゾーンに「スマートフィルター」という機能が追加されました。これは、それぞれの出力先に対して、特定のアイテムやカテゴリを個別に指定できる機能です。さらにその後の調整で、複数の資材を選んで「これは通す」「これは通さない」をトグルで切り替えられるようにもなっています。
私はこの機能を使って、スプリッターの各出力に対して、
- 「この出力は銅インゴットだけを通す」
- 「この出力は契約向けの製品だけを通す」
というように、あらかじめ明確なルールを設定するようにしています。フィルターを設定せずに「なんとなく半分ずつ流れるだろう」という感覚で運用していた頃は、狙った量と違う配分になっていることがよくありました。フィルターで明示的に指定してからは、想定通りの振り分けが安定するようになりました。
出力ごとに「役割」をあらかじめ決めておく
スプリッターを設置する前に、私は各出力が何のためのラインなのかを先に決めておくようにしています。たとえば、
- 出力A:通常のストックセル用(大量生産ライン)
- 出力B:契約納品専用(少量・優先ライン)
というように役割を分けておくと、あとから振り分けの意図を見失いにくくなります。特に協力プレイでは、コンベアを見ただけでは「この出力が何のためのラインか」は他のプレイヤーには伝わりません。フィルターの設定に加えて、「左側の出力は契約用だよ」と一言伝えておくだけで、間違って契約用の在庫を横流ししてしまうようなミスを防げます。
一部だけを契約用に「横取り」する使い方
スプリッターが特に便利だと感じたのが、大量生産しているストックセル用の資源から、契約で必要な少量だけを別ラインに振り分ける場面です。
たとえば、銅インゴットを大量生産してストックセルで売っている状況で、途中から「銅インゴットを5個」という契約が入ってきたとします。このとき、生産ライン全体を作り直すのではなく、スプリッターの出力の一部を契約用のパレットパッカーに向けてフィルター設定するだけで、通常のストックセル用の流れを止めずに、必要な分だけを契約に回すことができます。
分配後は必ず両方の機械の稼働状況を確認する
スプリッターで振り分けたあと、私が必ずやっているのが、分配先それぞれの機械がきちんと稼働しているかの確認です。たとえば、2台のスメルティングファーネスに同じ資源を分配しているつもりでも、フィルター設定や配置のバランスによっては、片方だけに資材が偏ってしまうことがあります。
- 一方の機械は順調に稼働しているのに、もう一方が常に材料待ちになっていないか
- フィルターの設定漏れで、本来通したいアイテムがブロックされていないか
このあたりは、設定して終わりにするのではなく、実際に数サイクル動かしてみて、狙った通りの分配になっているかを確認する習慣をつけると安心です。
まとめ
- スプリッターは、同じ採掘拠点や機械から出る資材を複数の下流に振り分けるための設備で、性質の違う資源を無理に一本化するのには向いていない
- スマートフィルターを使うと、各出力に対して通すアイテムやカテゴリを明確に指定でき、想定通りの分配が安定する
- 出力ごとに「ストックセル用」「契約用」といった役割を先に決めておくと、あとから意図を見失いにくい
- 大量生産ラインの一部を、フィルター設定だけで契約用に横取りする使い方も便利
- 分配後は、それぞれの下流機械が実際に稼働しているかを確認し、偏りがないかチェックする
スプリッターとスマートフィルターを組み合わせることで、ひとつの生産ラインから複数の用途へ、狙い通りに資材を振り分けられるようになります。行き当たりばったりで配線するのではなく、それぞれの出力の役割を先に決めてから設定するのが、無駄なトラブルを避けるコツです。
