Valheim(ヴァルハイム)には、「ワールドモディファイア」という、MODを使わずに難易度や遊び方を細かく調整できる公式機能があります。
友達とまったり建築を楽しみたい人も、より過酷なハードコア体験をしたい人も、この設定を使えば自分好みのルールでプレイできます。
今回はワールドモディファイアの種類と設定方法についてまとめました。
ワールドモディファイアとは
ワールドモディファイアは、ワールドの様々なパラメータを調整して、ゲームの難易度を上げ下げできる公式機能です。
- シングルプレイ・ローカルワールドでは、「ワールドに参加」画面から設定できる
- 専用サーバーでは、コマンドライン(起動オプション)または、ゲーム内F5キーのデブコマンドから設定できる
MODを一切使わなくても、かなり自由にゲームバランスを調整できるのが魅力です。
調整できる5つのカテゴリー
ワールドモディファイアで調整できる項目は、大きく分けて次の5つです。
- 戦闘(コンバット):敵のHP・攻撃力・出現率を調整する
- デスペナルティ:死亡時に失うスキル経験値の量を調整する
- リソースレート:木や石などの資源採取量を調整する
- レイド:拠点への敵の襲撃頻度を調整する
- ポータル:ポータルで運搬できるアイテムの制限を調整する
これに加えて、ハンマーモード・建築コスト無料・パッシブ敵(敵が襲ってこなくなる)といった、オン/オフ切り替え式の設定(セットキー)もあります。
用意されているプリセット
個別に設定するのが面倒な場合、次のプリセットから始めるのもおすすめです。
- Easy(イージー)
- Casual(カジュアル)
- Hard(ハード)
- Hardcore(ハードコア)
- Hammer mode(ハンマーモード):建築に特化したクリエイティブ寄りのモード
- Immersive(イマーシブ):地図なしなど、没入感を重視したモード
プリセットを選んだ後、個別の項目だけ手動で上書きすることも可能です。
おすすめの組み合わせ例
プレイスタイルに応じた設定の組み合わせ例を紹介します。
- まったり系フレンドグループ向け:デスペナルティをカジュアルに、リソースを多めに、ポータルの制限を緩める(すべて持ち運べるようにする)
- 建築・クリエイティブ重視:ハンマーモード、または建築コスト無料をオンにし、パッシブ敵もオンにしてレイドをオフにする
- ベテラン向けの高難易度プレイ:戦闘をハード〜ベリーハードに、デスペナルティをハードコアに、ポータルで金属を運べないように制限し、レイドを多めに設定する
- 昔ながらのピュアサバイバル:戦闘は標準のまま、地図なし(ノーマップ)・ポータルなしに設定し、すべて自分の足と船で運ぶ
個別のモディファイア設定値
戦闘・資源・レイドなどは、それぞれ複数段階で調整できます。
- 戦闘:Very Easy〜Very Hardの5段階(ハード以上では、高レベルの敵が出現しやすくなる)
- リソースレート:0.5倍〜複数倍まで調整可能(小数点以下は切り上げで計算される。ただし魚・トロフィー・ボスドロップには影響しない)
- デスペナルティ:カジュアル〜ハードコアまで数段階
プレイヤーダメージの調整(%表示)は、インベントリ上の武器ダメージ表示や、実際に敵にヒットしたときの数値には反映されない点に注意しましょう(見た目上は変わりませんが、実際のダメージ量には反映されています)。
レイドの仕組み
レイド(拠点への敵の襲撃)の頻度も調整できます。
デフォルトでは、レイドはサーバー全体の進行度ではなく、各プレイヤー個人の進行度に基づいて発生します。
- この仕組みにより、進行度がバラバラなメンバーがいるサーバーでも、極端に理不尽な襲撃を受けにくくなっている
- 「プレイヤーベースのレイド」をオフにすると、サーバー全体の進行度に基づく判定に変更できる
専用サーバーでの設定方法
専用サーバーでワールドモディファイアを設定する方法は、主に次の2つです。
1. 起動オプションで設定する(推奨)
サーバーの起動コマンドに、次のようなフラグを追加します。
1 2 | -modifier combat hard -modifier resources more -modifier raids less |
- プリセットをまとめて適用したい場合は「-preset」
- 個別の項目を調整したい場合は「-modifier <項目名> <値>」
- オン/オフ切り替えのみの項目は「-setkey <キー名>」
この方法は次回のサーバー起動時に反映されるため、設定ミスが起きにくく安定しています。
新規に生成するワールドには反映されますが、既存のワールドに変更を適用する場合、リセットが必要になることもあります。
2. ゲーム内F5コンソールで設定する
管理者権限でサーバーに参加した状態で、F5キーを押してコンソールを開き、次のようなコマンドを入力します。
1 2 3 4 | setworldmodifier combat hard setworldmodifier deathpenalty casual setworldmodifier resources more |
ただし、標準のデブコマンドは専用サーバー上では動作しないことが多く、動かない場合は「Server Devcommands」という専用MODを別途導入する必要があります。
設定を「標準」に戻すのが難しい仕様に注意
ワールドモディファイアには、少しクセのある仕様があります。
「setworldmodifier」コマンドで特定の項目を変更した場合、その項目だけを「標準(Normal)」に戻すコマンドは、現状用意されていません。
すべての設定を初期値に戻したい場合は、次のコマンドで全体をリセットする必要があります。
1 2 | setworldpreset default |
このコマンドは、それまでに個別設定した項目もすべて上書きしてしまうため、注意して使いましょう。
正式版(Ver1.0)以降の実績とチートの関係
正式版(Ver1.0、2026年9月9日リリース)から、Valheimには初めて50個以上のSteam実績が追加されます。
公式に「チート(デブコマンド等)を使用すると、実績がロックされる」ことが確認されています。
実績のコンプリートを目指したい場合、極端な難易度調整やチートコマンドの使用には注意しましょう(通常のワールドモディファイアの範囲内であれば問題ないケースが多いですが、正確な仕様は正式版リリース後の公式情報を確認するのがおすすめです)。
まとめ
- ワールドモディファイアは、MODなしで戦闘・デスペナルティ・資源・レイド・ポータルを調整できる公式機能
- Easy・Hard・Hardcore・Hammer modeなど、複数のプリセットから選べる
- プリセットを選んでから、個別項目だけ上書きする使い方もできる
- レイドはデフォルトでプレイヤー個人の進行度に基づいて発生する
- 専用サーバーでは、起動オプションでの設定が最も安定した方法
- F5コンソールでの変更は、標準に戻すコマンドがないため注意が必要
- 正式版から追加される実績は、チート使用でロックされる可能性がある
ワールドモディファイアをうまく使えば、MODを入れなくても自分たちのグループにぴったりの難易度でValheimを楽しめます。
プレイスタイルに合わせて、ぜひ設定をカスタマイズしてみてください。